今まで出会った人と新しく出会う人を比べる
今まで出会った人の中で良かったと思う人・過去に付き合った人と新しく出会う人を比べてしまう・・・これがあることで婚活が思うように進まないという事例が婚活仲間の中でもいくつかありました。
そして、アラフォーで婚活を始めた初期の頃の私も同じような状態でした。私の場合、無意識に前に付き合っていた人と比較してしまうということをやっていました。
これをやってしまうと、相手が見つかりづらい・・・。
以前婚活で出会って気に入ったけどうまくいかなかった人がいたんだけど、その後はその人を基準に判断しているような気がする・・・
私は若い頃付き合っていた人が素敵すぎて・・・忘れられない・・・。
他の人と比べてしまう理由
アラフォーまで独身でいたんだから・・・今さら妥協せず、今まで逃した人よりもいい人と結婚したい!という気持ちがあるのではないかと私は思いました。実際に私もそうでしたし、婚活仲間と話していても同じことを言っていました。
「より良い人と出会いたい」
それは、婚活をする誰もが思うことかもしれません。しかし、アラフォーの婚活はただでさえスタートが遅れています。婚活の場には、自分よりも条件が良い女性がたくさんいます。その中で、相手から選ばれなければいけないのです。
そして、過去の良かった人たちを基準にするのは大きな落とし穴があると私は感じています。
他の人と比べることのデメリット
それは・・・
これは私もそうでしたし、婚活仲間の誰の話を聞いてもみんな一緒だと感じました。
当時、婚活仲間のK子というアラフォー女性がいました。K子とは学生時代からの友達で、彼女の歴代の彼氏のことは私も知っていますし、会ったこともあります。
その中で、K子が最も印象に残っている相手がJさんという男性でした。
Jさんは、当時多くの女性から「かっこいい」と思われるような男性でしたが・・・女性にモテるので浮気癖がある人でした。また、仕事も短期間で替えることが多く、当時K子は浮気癖と転職を繰り返すことに不満をもらしていました。
K子が20代後半になりそろそろ結婚を意識する年齢になった頃、Jさんから別れを告げられました。
当時は、浮気癖・転職の繰り返しがあったからK子は「もういいや」という様子でしたが・・・その後付き合った人たちとは短期間で別れることが多く、結婚願望がありながらも気づけばアラフォーになっていました。
アラフォーで婚活を始めてからは、婚活で出会った人とのエピソードをよく聞かされました。
その中で、Jさんの名前がよく登場するのです。
内容を聞いていると、Jさんは「かっこよかった」「優しかった」「こんなことをしてくれた」等・・・Jさんとの良い思い出しか話しません。
「当時、Jさんの浮気癖と転職癖に嫌気がさしてなかった?」と尋ねてみると・・・「今思えば、浮気は私がちゃんとしていれば防げたかもしれない。仕事のことも、もっと話を聞いてあげればよかった。」と・・・Jさんの良くなかった部分が何だかなかったことにされていて、良い思い出だけで上書きされ、Jさんとの思い出が美化されていたのです。
ここまでではありませんが、私の場合も同じような形でした。
過去に付き合っていた人で、決定的な何かがあったり特別嫌いになって別れたわけではないけど・・・二人の未来が一向に見えず、だらだらと付き合いを続けていたことに私の方がギブアップして別れたことがありました。
二人の未来が一向に見えない・・・これは、当時結婚したかった私と結婚はする気がない相手との決定的な問題でした。
しかし、アラフォーになって婚活を始めてみると・・・そんなつもりはなくても、心のどこかでこの人との楽しい思い出やこの人自身の良い所と、新しく婚活で出会った人を比べていたのです。
途中で自分で気づいたけど・・・「過去」の良い部分に囚われて、「今」を見れなかったんだよね・・・。
私の場合、年数も経ってたから・・・良くない部分を忘れちゃって、良い部分ばかり美化した思い出になってた気がする。
かつて好きだった人や良いと思ってた人の良い部分と、新しく婚活で知り合うまだ好きにもなっていない・どんな人かも知らない相手を比べていたら・・・どうなるでしょうか?
いつまでたっても「いい人」が現れないわけだわ・・・。
それに気づいたから、私は比べることをやめたよ!
比べることをやめたら・・・
比べることをやめた私は、「過去は過去、いくら良い部分があったとしてももう過去には戻れない。そして過去は自分に都合良く美化されるもの」ということを頭に入れて、これから会う人に対しては「まだ何もしらない人なんだから、誰かと比べたりすぐに判断するのはやめて、まずは相手のことを知ろう」という方針に切り替えました。
すると・・・誰かと比べることがないので、相手自身のことをきちんと見れるようになりました。
例えば、以前付き合っていた人は趣味が合って楽しかったのですが・・・婚活の場で趣味が合わない人と出会った時、以前なら「趣味が合わない→前の人は趣味が合って楽しかった→趣味は合った方がいい」という思考回路になっていましたが・・・
「趣味が合わない→相手は自分の知らない趣味を持っている→その趣味で普段どんなことをしているのかきいてみよう」というように、「趣味は合った方がいい」から「どんな趣味なのか興味を持って知る」に変わりました。
すると、「今までやったことがないけど、おもしろそう」「そんな世界があるなんて知らなかった」というように、相手に対して「知ろう」とする気持ちが出てきました。
婚活仲間の中にも、過去に付き合った人で経済的に余裕があり、いつも高級車でお迎えしてくれて高級な食事に連れて行ってくれ、優しく大人な振る舞いで大好きだったけど・・・実は相手が自分以外にも複数の女性と付き合っていた、という思い出がある人がいました。
過去は美化され・・・何股されていたことよりも、自分にお金をかけてくれていたことが良い印象として残り、婚活の場で出会った人もそれを基準にして判定していました。
ある時、以前から知り合いだった男性と偶然街で会って少し話し、次回ご飯に行く約束をしました。
デートの日、その男性は軽自動車で迎えに来て、食事はチェーン店のお手頃価格のレストランだったそうです。
女性は最初驚いて「ないな」と思ったそうですが・・・食事の時間の会話が楽しく、改めて話してみると人柄も良く、また会う約束をしました。
そこで女性は、今までは過去の人と比べて「自分にお金を使ってくれる」かどうかを基準に判断していましたが・・・過去の男性の例では<お金は使ってくれて優しいけど、不誠実だった>ことを思い出し、<自分にお金を使ってくれること>が<大切にされている>と勘違いしていたことに気づきました。
今回デートした相手は、高級な車で迎えに来たり高級な食事に連れて行ってくれないけど・・・誠実で会話も楽しい。過去の人は相手に釣り合うように自分も背伸びして良い女を演じていたことに気づき、この人は等身大で話せる・・・と気づいたそうです。
その後、二人はするっと結婚しました。
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まとめ
今まで出会った人と新しく出会う人を比べることは・・・
過去を美化してしまい、それ以上の相手を求めるようになるから。
比べるのをやめると・・・
相手を知ろうとする気持ちが出てきて、すぐに判断しなくなる。相手の良い部分に目がいくようになる。
比べていることに気づいたら・・・その人はもう自分の目の前にいない!過去のこと。美化してない?って考えてみたらいいかも。
比べても、自分にとっても相手にとっても良いことないもんね!
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